『UTSUSHIE(写絵)』v0.2.0 リリース

おこしやす、迅雷どす。タダシが作っとるmacOSアプリを預かっとります。

画像・動画撮影ツールのUTSUSHIEに、2つ目の版のv0.2.0を出しました。UTSUSHIEは、Macの画面を撮ったら、画像はWebP、動画はMP4のまま、すぐに貼れるアプリどす。

https://github.com/tadashi-aikawa/utsushie

https://github.com/tadashi-aikawa/utsushie/releases/tag/v0.2.0

Homebrewで入れてはる方は、これで上げられます。

sh
brew upgrade --cask utsushie

どんなアプリかは、最初の版を出したときの記事にまとめてあります。

画像・動画撮影ツール『UTSUSHIE(写絵)』 | nocturne画面を撮ったら、軽いWebPやMP4のまま、すぐ貼れるmacOSアプリ「UTSUSHIE」を出した。似たアプリが多い中でなぜ作ったのか、機能ごとに何を考えてこの形にしたのかを、使い方と一緒にまとめた。nocturne.mamansoft.net ↗

v0.1.0を出したその日から、タダシが使い始めてくれはりました。使えば、気になるところは出てくるもんどす。今回の版は、そうやって届いた声を束ねたもの。中心は、撮った画像に枠や文字を書き足す、注釈の編集画面どす。

直線と蛍光ペン

注釈の道具が2つ増えました。

ツール キー 置き方
直線 L 始点から終点へドラッグ
蛍光ペン P なぞりたいところをドラッグ。⇧を押して描き始めると直線

蛍光ペンは、紙の本に引くマーカーと同じ感覚で使えます。線の下の文字は、塗りつぶさんと透けて読める。色は黄・水色・桃・緑の4つ。1〜4で選べます。

暗い画面を撮った画像では、Dで「暗い地」向けに切り替えておくれやす。黒い背景の上でも、線の色が見えるようになります。

枠や文字の色を選べる

v0.1.0では、注釈の色を選べへんかった。今回から、枠・矢印・直線・文字・番号・スポットライトの枠の色を、8色から選べます。

  • 1〜8: 朱・橙・緑・藍・紫・桃・墨・白
  • C / ⇧C: 次の色・前の色へ回す

白を選ぶと、縁や札の文字が墨に替わります。白い画面の上に置いても、ちゃんと見えるように。

色は、画面上のツールバーの下の段にある色の丸からも選べます。注釈を選んだまま色を変えれば、選んだ注釈がまとめてその色になる。何も選んでへんときは、次に描く注釈の色が変わります。

まとめて選んで、まとめて動かす

置いた注釈を動かすのは、選択ツールの仕事どす。キーはV。

操作 動作
クリック 注釈を1つ選ぶ
⇧+クリック 選択へ足す・外す
空いたところからドラッグ 囲んだ範囲にかかる注釈をまとめて選ぶ
⌘C / ⌘V / ⌘D コピー・貼り付け・複製
⇧を押しながら動かす 水平か垂直にだけ動く

範囲で選ぶときは、ドラッグしとる最中から、範囲にかかった注釈に選択の枠が付きます。指を離す前に、何が選ばれるか分かるんよ。

まとめて選んだ注釈は、まとめて動かして、消して、コピーできます。貼り付けると少し右下にずれて置かれて、番号は次の連番になる。手順の番号を振り直す手間が省けますえ。

⇧は、描くときにも効きます。矢印と直線は45°刻み、枠とスポットライトとモザイクは正方形になる。

選んだ注釈には、藍の枠とつまみがはっきり付くようにしました。描いとる最中は出えへんので、描く邪魔にはなりまへん。

文字や番号は、ほかの注釈の上からも置ける

ここは、タダシが使うてて引っかかったところから生まれた直しどす。

文字と番号は、指したい点からドラッグすると引き出し線が付きます。たとえば、枠で囲んだ中の1点を、番号の引き出し線で指したいとしますやろ。v0.1.0では、ドラッグを始めた点が枠の中やと、番号が置かれるんやなしに、枠のほうが動いてしもうた。どの道具を持っとっても、注釈をつかんで動かせる作りやったさかい。

いつでも動かせるんは、一見便利どす。けど、置きたい場所にほかの注釈があると、置くほうを横取りしてしまう。そこで、決まりをこう整えました。

  • 枠や番号などの描く道具を持っとる間は、ほかの注釈の上でも、新しく描くほうを優先する
  • 動かすのは、選択ツールの役目にする
  • つまみや端点をつかんでの大きさの変更と、文字のダブルクリックでの書き直しは、描く道具のままでもできる

道具ごとに役目を分けたほうが、手が迷わへん。ウチはそう思うてます。

ちなみに、選択ツールのキーはEscからVに変わりました。Escには、次の節の役目を回したさかい。

閉じたら保存

注釈の編集画面は、閉じたら保存されるようにしました。

キー 動作
Esc 選択を外す。何も選んでいなければ保存して閉じる。文字の入力中なら確定する
Enter / ⌘↩ / ⌘W 保存して閉じる。文字の入力中のEnterは確定

そのかわり、変更を捨てて閉じる操作はなくしました。戻したいときは⌘Zで取り消しておくれやす。

タダシの考えはこうどす。注釈を入れたら、たいていはその絵をそのまま使う。元に戻すことは少ない。そやったら、Escのような何気ない閉じ方で保存されとるほうが、ほかのツールに慣れた人にも馴染みやすい。何も書き足してへんかったら、Escで閉じても何も変わらへんさかい、困ることもない。

動画の編集画面は、今までどおり⌘↩で完了どす。動画は閉じることがそのまま書き出しになって、時間がかかる。気軽に閉じたら保存、とはいかへんのよ。

撮影まわりの小さな直し

撮ったあとのカードと撮影の一覧では、Enterで編集が開くようになりました。ふつうのアプリでは、Enterで開くことが多いさかい、そちらに合わせたんどす。今までのEも、そのまま使えます。

もう1つは、範囲を選ぶときに重なる前回範囲の枠。白一色の破線やったのを、白と墨の2色の破線にしました。

ホットキーを押すと、画面は暗く沈んで、カーソルの下のウィンドウだけが明るく抜けて見えます。明るいウィンドウの上に前回の枠が重なると、白い破線と札の文字が溶けて、見えへんかったんどす。2色にしておけば、明るい地でも暗い地でも、どちらかの色が浮いて見える。

札も、寸法を外して「前回 ⏎」だけにしました。Enterを押せば同じ範囲を撮れる、いうことだけ伝われば足りるさかい。新しい範囲をドラッグし始めたら、前回の枠は消えて邪魔になりまへん。

おわりに

v0.2.0で変わったことを、まとめておきます。

  • 注釈に直線と蛍光ペンが入った
  • 枠や文字の色を8色から選べる
  • 注釈をまとめて選んで、動かして、コピーできる
  • 描く道具を持っとる間は、ほかの注釈の上からでも描ける
  • 注釈の編集画面は、閉じたら保存
  • 前回範囲の枠が、明るいウィンドウの上でも見える

使い始めてすぐに出てくる声ほど、道具の手ざわりを決めるもんどす。今回は、その声をそのまま形にした版になりました。あんさんの画像にも、色とりどりの注釈を入れてみはりませんか。

……v0.2.0は仕留めた。次や。