タスク管理の方法を変えた

『プライベートのタスク管理方法』と『仕事のタスク管理方法』の両方を変えることにした。

Obsidianでタスク管理をしていた

ここ数年、タスク管理にはObsidianを使っていた。

基本的にメモはObsidianで管理しており、タスクが発生すると、そこにはほぼ必ずメモがつきまとう。それらを同一のObsidianというアプリケーションで管理するほうが、都合が良かったのだ。

https://minerva.mamansoft.net/2025-12-25-obsidian-daily-usage-guide

AIメインへと動く世界にて

しかし、AIの登場により事情が変わった。

特にここ数か月では、Claude CodeのFableやCodex CLIのAstraのように賢いモデルが台頭し始め、今までは人間でなければできなかったほとんどの作業をAIエージェントで行うようになった。

私は家でも会社でもAIエージェントのチームを構築しており、すべてのコンテキストはそちらから入力されるし、そちらに保存する。そのため、タスクに関わる情報のほとんどは、AIエージェントを管理するVaultの中に保存されるようになった。しかもそれは、自分にとってわかりやすい記録の仕方ではなく、AIエージェントが稼働しやすい記録の仕方だ。

するとどうだろう。

Obsidianでタスク管理をしても、タスクに関わるコンテキストの記録は、Obsidianの私用のVault、具体的にはMinervaには保存されない。AIエージェントも、指示をしない限りMinervaからコンテキストを入力することはない。

これでは、当初の目的だったタスクとコンテキストノートの一体化が達成できない。Obsidianを使ってタスク管理を行うという手段が、目的に沿わなくなってきたのだ。

タスクだけがMinervaにたまる図。私はコンテキストをAIチームのVaultへ、タスクだけをMinervaへ入れるので、Minervaにはコンテキストがたまらず、タスクとコンテキストが分離している

プライベートと仕事では要件が違った

そこで、Obsidian以外でタスクを管理する方法を模索した。

初めはプライベートと仕事で同じような仕組みを使おうと思っていた。しかし実際に考えていくと、プライベートと仕事では異なる要件が求められていることに気づいた。

タスクの種類は、プライベートも仕事も同じ3つだ。

  • 習慣タスク
  • 単発タスク
  • 時間指定タスク

プライベートはGoogleカレンダーとGoogleタスクへ

結論を言うと、プライベートのタスクはすべて、Googleカレンダーとそれに付随するGoogleタスクで管理できるとわかった。

時間指定タスクはGoogleカレンダーの予定として登録する。単発タスクや習慣タスクは、GoogleカレンダーでなくGoogleタスクで管理できることに気づいた。対象が自分だけであり、決めるのは、いつどこで何をやるかと、どれくらいの繰り返しルールでやるかだけだからだ。

GoogleカレンダーやGoogleタスクを使う大きなメリットの1つに、同期がある。今までObsidianではすべてPCでデータを管理しており、同期機能を使っていなかった。今回の方針転換により、スマートフォンでもPCでも、いつでもタスクを管理できるようになった。

思いついたら声で

また、Google Nest Hubを使った音声のタスク管理も便利であることに気づいた。

日常生活をしていて、ふと「あ、あれもやらなきゃな、これもやらなきゃな」と気づいたり、急にアイデアが浮かんだりすることがあると思う。そういったとき、スマートフォンやパソコンまで移動して文字として入力するのは、案外面倒なものだ。

しかしGoogle Nest Hubでは、音声でタスクを登録できる。時間も指定できるので、ちょっと思いついて忘れないようにしたいことは、音声入力で事足りるようになった。

ただ、タスクの一覧を表示するのは苦手そうなので、確認にはスマートフォンやPCを使うようにしている。

ふと思いついたことを、声でGoogle Nest Hubへ登録し、同期したタスクをスマートフォンやPCで確認する流れの図

仕事はGoogleカレンダーとObsidian

仕事の時間指定タスクは、ほとんどの場合ミーティングで、今までと同様Googleカレンダーで管理する。自分以外の人と予定を合わせたり共有したりするためで、それ以外の選択肢はないと言ってもいいだろう。

一方で、習慣タスクと単発タスクは違う。初めはこれらもGoogleカレンダーやGoogleタスクで管理しようと思っていた。だが結論から言うと、仕事の単発タスクと習慣タスクは、引き続きObsidianを使うことにした。

単発タスクにObsidianを使う理由はシンプルだ。タスクが発生したときにすぐ書き留めたいので、それには引き続きデイリーノートが最適だった。

仕事の習慣タスクは、プライベートよりもはるかに複雑なことが多い。特に祝日などで、普段は仕事をしている日が休みになった場合、その日に行う予定だったタスクは前後のどちらに移動するのか、もしくは中止となるのか。この表現が、GoogleカレンダーやGoogleタスクでは難しそうだった。

私はObsidianでタスク管理をするにあたって、自作のプラグインSilhouetteを使っている。

https://github.com/tadashi-aikawa/silhouette

Silhouetteはタスクの繰り返しパターンをかなり柔軟に設定できる。その一点で、引き続き仕事のタスク管理にはObsidianが必要だと感じた。

分散するコンテキストの行き先

ここまでを整理すると、仕事ではミーティングはGoogleカレンダー、自分のタスク管理にはObsidianを使う。

当初は自分の手でミーティングの議事録をとっていたので、Obsidianで記録するとMinervaにコンテキストが保存されるし、AIチームのVaultに人の手を入れるわけにもいかず悩んでいた。だが、仕事のミーティングにKIKIGAKIを使うようになってからは、AIが議事録を作成・管理するようになったため、すべてのコンテキストがAIチームのVaultで完結するようになった。

KIKIGAKI v0.9.0 会議の「いま」をボードに映す | nocturne会議の論点をMermaid図で映し続ける「議論のボード」と、複数行・画像に対応した手入力。KIKIGAKI v0.9.0で何を足し、なぜその形にしたのか。nocturne.mamansoft.net ↗

また、仕事の習慣タスクは、メールやSlackを確認する、日報を出すといったものばかりで、ほとんどメモを取る必要がない。なので、コンテキストをObsidianに保存する必要はない。

際どいのが仕事の単発タスクだ。仕事の単発タスクは、それに付随するメモをコンテキストとして残したい場合がある。これをObsidianで管理するとコンテキストが分散してしまうので、ここはあえてAIチームのVaultにそのコンテキストがたまるようにしている。具体的には、AIチームに私のタスクとして登録してもらい、着手する際に情報を共有していく、という具合だ。

……と、ここまで書いていて気づいたが、これは仕事の単発タスクをデイリーノートで管理しているとは言い難い。正確にはこうなる。

  • メモを残さなくていい、アクションをすれば済むタスクは、習慣タスクだろうと単発タスクだろうとデイリーノートでOK
  • それ以外の、コンテキストを残さなければいけないものは、AIチームのタスクとして、担当を私にして積む

まとめ

タスク 置き場
プライベートのタスク GoogleカレンダーとGoogleタスク
仕事のミーティング Googleカレンダー
仕事のタスク(コンテキストを残さない) Obsidianのデイリーノート
仕事のタスク(コンテキストを残す) AIチームのVault

まだこの運用にして数日しか経っていないため、この方法をお勧めできるかは正直自信がない。だが少なくとも以前よりは、AIメインのワークフローに特化した次世代の管理体制にはなっているのかな、と思っている。